半藤一利さんの訃報

驚きの訃報が届きました。
作家の半藤一利さんが、昨日お亡くなりになったそうです。

第1回駒場祭委員会の委員でもあった半藤さんからは、つい2ヶ月前の2020年11月、駒場祭70周年記念企画に際して後輩への応援メッセージを寄せていただいていました。

直筆で力強いメッセージをいただいていた半藤さん、まさかこんなに早く悲しい知らせを聞くことになろうとは、想像もしていませんでした。心より、お悔やみ申し上げます。

のこす言葉

人間八十歳を超えると、「一期一会」を日々意識する。
人の生命には「果(は)て」あり。
つまり「果(は)て」である。
つまり「涯(はて)」である。
中国古代の史書『荘子』にいわく。
「生に涯あり。されど知に涯なし」と。
九十爺いは、それでいまなお頑張っている。
されば後輩諸兄よ、奮闘努力せよ

半藤一利

メッセージをいただいたときはもちろん、こうしていま改めて「のこす言葉」に触れると、改めて心に染み入るものがあります。

駒場祭委員会の後輩として、そして「歴史を書く」ことに取り組む者として、大先輩の言葉を心に刻みたいと思います。

半藤一利さんからの直筆メッセージ

学園祭の歴史, 駒場祭